瞼には数種類の脂肪が存在し、その中に眼球の周囲を取り囲んでいる眼窩脂肪と呼ばれる脂肪があります。
眼窩脂肪が元々多いかたや、加齢により眼窩脂肪を包んでいる膜(眼窩隔膜)にタルミが生じてくると、下眼瞼が膨らんできます。
これを「目袋」と呼んでいますが、クマの原因になり、疲れているような老けた印象を持たれてしまいます。
この場合皮膚を切開せずに、瞼の裏側から脂肪を取り出すことによって、スッキリとした目元に変わることができます。
短時間の処置で、皮膚にキズをつけずに、腫れも少ない手術法です。
★よく言われている「涙袋」は、笑ったときに目袋の上にできる眼輪筋の膨らみです。
この膨らみがあると、優しい表情に見えて目元のインパクトが強くなりますので、ヒアルロン酸を注入して涙袋を形成いたします。(涙袋形成術)
1 | マーキングと麻酔
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2 | 剥離
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3 | 手術の終了
止血を確認した後、結膜を合わせて手術終了です。
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手術時間 | 30分 |
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傷跡 | なし |
入院 | 不要 |
通院 | 術後1ヵ月と3ヵ月に定期検診を行ないます。 |
麻酔 | 局所麻酔または静脈麻酔 |
日常生活 | 手術後1ヵ月間は瞼を強くこすらないようにしてください。 |
施術時間 | 30分程度です。 |
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傷跡 | 手術操作は結膜側から行ないますので、皮膚にキズはできません。 |
麻酔 | 局所麻酔(ブロック麻酔併用)または静脈麻酔(手術中眠ってしまう麻酔法)のどちらかを選択できます。 |
入院 | 必要ありません。 |
通院 | 術後1ヵ月と3ヵ月に定期検診を行ないます。 検診日以外でも、何か気になることや問題がある場合には、適時診察させていただきます。 |
入浴・ シャワー |
当日からOKです。 |
メイク | 当日からOKです。 |
その他 | コンタクトレンズは数日間控えてください。 手術後1ヵ月間は瞼を強くこすらないようにしてください。 日焼け・強い紫外線に当たらないよう気を付けてください。 妊娠中のかたは、時期によっては手術を受けることができません。 |
その1 カウンセリングを重要視
下眼瞼結膜側脱脂術は、眼窩脂肪による膨らみやクマ改善に対しては、非常に良い結果が得られます。
随伴する症状がある場合には、他の術式を併用することにより、より良い効果を得ることができます。
下眼瞼の皮膚にタルミがあるかたは、下眼瞼切開術が適応になりますし、ご状態によっては眼窩脂肪を下方に移動させるハムラ法が適しているケースもあります。
術前のカウンセリングで正確に診断をして、どの術式が最適であるかを決定することが重要です。
その2 効果的な手術方法
下眼瞼の膨らみの原因となる眼窩脂肪は、内側・中央・外側の3つの袋に分かれています。
このうち、どの袋の脂肪が多いのかを判断して、適切な量の脂肪を摘出しないと、取り過ぎや取り残しの原因になります。
その3 安心の無痛麻酔
“エーブ クリニック”では、麻酔科専門医の資格を持つ院長が責任を持って手術・麻酔を行ないます。
下眼瞼結膜側脱脂術は局所麻酔で行なうこともできますが、特に痛みに弱いかたや手術が恐いかたには、手術中に眠っていただく静脈麻酔で行なうことも可能です。
Q:術後の腫れが心配ですが、他にリスクはありますか?
A:下眼瞼結膜側脱脂術は、皮膚切開をしないので、術後の腫れが少ない手術です。
皮膚にキズはできませんが、リスクとしては、結膜(白眼)の充血や出血、結膜浮腫(白眼にできる水泡)などが、術後に出現する場合があります。
これらの症状が出現した場合には、消退するまでに1週間程かかります。
Q:目の下のクマが気になります。日によって状態が違うのですが、どうしたら良いでしょうか?
A:目の下の膨らみを「クマ」と呼んでいますが、これは眼球を取り囲んでいる眼窩脂肪が前方に突出してきたものです。
重力によって奥の脂肪は、どんどん前の方に移動してきます。
朝起きたときに比べて、夕方や夜になると脂肪は前方に移動するので、膨らみは大きくなります。
お目元が気になるようでしたら、脱脂をお考えになられてみてはいかがでしょうか。
Q:脱脂をしても、また再発しませんか?
A:眼窩脂肪を包んでいる膜(眼窩隔膜)は、加齢変化とともに弛緩してきます。
それによって脂肪は前方に移動してまいります。
確かに一度脱脂をして、スッキリしたご状態になったとしても、その後の加齢により眼窩脂肪は多少前方に移動してきます。
しかし元々の脂肪の総量が減っていますので、手術前程の大きさにはなりません。
下眼瞼結膜側脱脂術
部位 | 金額(税込) |
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片目 | 161,700円 |
両目 | 269,500円 |