下顎骨のエラの部分を下顎角部といい、張り出していると野球のホームベース型の輪郭になり、四角い顔になってしまいます。
これを改善するときにはときには、張り出した部分を削ってなだらかにいたします。
エラの突端の部分だけホンの1cm程度削るだけで良い状態が得られる場合もあれば、人によっては顎(アゴ、あご)先まで広範囲に削らないと逆にバランスが悪くなってしまうケースもあります。
手術を受ける際には画像によるコンピュータシミュレーションで、エラ削りをする部分を確認してご希望される理想の輪郭をイメージしておくと良いでしょう。
“エーブ クリニック”では、理想のフェイスラインを目指して、あなたの魅力を最大限に引き出す輪郭形成術を施行いたします。
エラの部分である下顎角部の張り出しが強いので、ゴツゴツとした四角いフェイスラインとなるために顔が大きく見えてしまいます。
外板切除を併用したエラ削りを行ないました。本人から見て右側のエラが大きいので、右側を多めに骨切りしました(右:57mm×24mm、左:44mm×19mm)。 四角いフェイスラインが改善され、柔らかさのあるタマゴ型の輪郭になりました。左右差も無くなり、小顔効果も出ています。
下顎角部が外側と後方に突出しているため、正面から見ても横から見てもエラの部分の張り出しが気になるところです。顔が大きく、男性的な印象を与えてしまいます。
この患者様も、外半切除を併用した下顎角部骨切り術を行ないました。耳垂から顎(アゴ、あご)先にかけてのフェイスラインが改善して、スッキリとした小顔になりました。ゴツゴツした感じが無くなり、柔らかい輪郭になったので、女性らしく優しい印象を持たれます。顔の下半分が小さくなりリフトアップしたような形に変化したため、若返り効果も得られました。
1 | 口腔内からアプローチ
口腔内からアプローチします。
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2 | 削る部分を露出
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3 | 削骨・骨切り
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4 | 手術の終了
口腔内の粘膜を縫合して終了です。
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手術時間 | 2時間程度 |
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傷跡 | 目立ちません。 |
入院 | 不要 |
通院 | 定期検診 ご来院頻度:手術後2週間、1ヵ月、3ヵ月 |
麻酔 | 全身麻酔 |
日常生活 | 手術後はエラ周辺の剥離した筋肉の筋肉痛があります。 食事の際には、1週間程度は柔らかい食べ物を召し上がってください。 |
施術時間 | 手術にかかる時間は2時間程度です。 |
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傷跡 | 口腔内からの手術になりますので、皮膚にキズはできません。 口腔内の切開は歯肉の横の溝の部分になりますので、笑ったりアクビをして口を開けてもキズは見えません。 |
麻酔 | 全身麻酔で行ないますが、リカバリー室で数時間お休みになれば、その日のうちにご帰宅できます。 |
入院 | 必要ありません。ご状態によっては長時間の経過観察が必要なため、まれにご帰宅が翌日になる場合があります。 |
通院 | 定期検診といたしまして、手術後2週間、1ヵ月、3ヵ月にご来院いただきます。 何か気になることや問題がある場合には、その日以外でも適時診察させていただきます。 |
その1 確実な効果
正面から見たときの顔を細くしたい場合には、エラの先の部分だけを削ってもあまり変化がありません。
下顎角部の外板を広範囲に削り薄くすることによって、小顔・細顔が得られます。また横から見たときのフェイスラインを整えたいときには、エラの部分を内側まで全層に骨切りをすることで改善されます。
目的に応じて削る範囲・方向・深度を変化させることによって、ご希望に沿ったバランスの良いフェイスラインが得られます。
その2 的確な診断
顔面輪郭形成手術では、顔の「トータルバランス」を考えることが大切です。
顔は連続した立体的な顔面骨で構成されています。
正面だけでなく色々な角度から見て良い状態であることが重要であり、なおかつ他の部分(頬骨や顎(アゴ、あご)先、目・鼻・口などの顔のパーツ)との良いバランスを保つことが必要です。
「エラ削りをすると良い形になりそうだ。だけどどこまで削れば良いのか分からない。エラの突端だけで良いのか、もっと顎(アゴ、あご)先付近まで削った方が良いのか…」そのような場合には、手術前に画像によるシミュレーションを行なって、理想の輪郭をイメージしておくと良いでしょう。
その3 安心の無痛麻酔
“エーブ クリニック”では、院長が麻酔科専門医・ペインクリニック認定医の資格を取得しておりますので、美容外科で行なわれている全ての手術の麻酔が可能であり、安全な形で手術を受けていただくことができます。
全身麻酔でも厳重な安全管理を行なうことによって、先進的な日帰り手術が可能です。
また手術中の痛みのコントロールはもちろんですが、術後の痛みを緩和するための処置も行なっております。
Q:エラを削ってもしばらくすると骨が再生して元に戻ってしまうと聞いたのですが本当ですか?
A:骨切りをした場合にその段端面は多少ギザギザの段差ができますが、生体の反応で徐々にこの部分がなだらかに変化していきます。
これをremodeling(再形成)といいますが、確かにこのときに骨は薄くわずかに再生する部分があります。
しかし表面のごく浅い部分の変化ですので、骨切りをしたときの形とほとんど変わりありません。なので 元に戻ってしまうことはありません。
Q:左右のエラの形が違うのですが同じようになりますか?
A:程度の差はありますが、手術を受けられるほとんどのかたは、エラの形が左右違います。
この場合削る範囲や骨切りをする方向を左右で変化させることによって、左右差を整えていきます。中には片側だけを削るケースもあります。
術前にレントゲン写真や3D-CTの画像診断を行なって、どのように骨切り・骨削りをするのがベストであるか、効果的な手術の計画をたてる必要があります。
Q:エラが張って顔が横に大きいのですが、エラ削り以外で改善する方法はありますか?
A:エラ削りが適応になるのは下顎角部の張り出しが強いかたです。
従って骨が突出しているので、骨を削るのが根本治療になります。しかしエラの部分が骨以外で張り出している場合は他の方法で改善することができます。
エラの外側に付着している咬筋という筋肉が発達して肥厚している場合には、手術ではなく小顔形成注射で咬筋を薄くしていきます。
また頬の皮下脂肪が厚く、顔が大きく見える場合は頬の脂肪吸引が効果的です。
ご状態に応じて対処方法が異なりますので、カウンセリングを受けて確実な診断を受けてください。
手術名 | 金額(税抜) |
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エラ削り | 840,000 ~1,050,000円 |