大きすぎる乳輪は温泉やサウナなど入浴時にも目立ってしまいます。女性だけではなく男性の中にも、このお悩みを抱えているかたは多くいらっしゃいます。乳輪を縮小する手術は、乳輪皮膚と皮下組織の過剰部分を切除して縫合するものなので、技術的にはそれほど難易度が高い手術ではありません。しかしこの手術は術後の合併症が問題となることが多く、大きさの後戻りや乳輪・乳頭の変形、キズ跡が目立つ場合などにより、良い状態を維持することが大変難しい手術です。「折角手術を受けたのに、合併症のためにかえって人に見せられなくなってしまった。」というケースが多々あります。まずは、こういった合併症を起こさない手術法を行なうことが大切ですが、合併症を起こさないための術後のケアを充実させることも重要です。さらには起きてしまった合併症に対しては、速やかに適切な処置を行なうことが必要になります。
“エーブ クリニック”では合併症を起こさないような手術法として、【フラップ法による乳輪縮小術】を選択し、合併症が出現した際には適時適切な対処を行なっております。この【フラップ法による乳輪縮小術】と乳輪縮小術後の問題点の解決法については、日本美容外科学会、日本形成外科学会で発表いたしました。
(1)乳輪縮小術における問題点とその対処法(当院における乳輪縮小術と手術後のフォロー)
第48回日本形成外科学会総会・学術集会 2005年
(2)乳輪手術後の瘢痕に対する治療法の検討(アートメイクによる瘢痕部色調の改善)
第95回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会 2006年
(3)乳輪縮小術の合併症とその対策
第107回日本美容外科学会(JSAS) 2019年
(4)乳輪縮小術の合併症とその対策(フラップ法による乳輪縮小術の検討)
第45回日本美容外科学会(JSAPS)総会・第145回学術集会 2022年
(5)乳輪縮小術後合併症に対する修正方法の検討(8ヵ所の双茎皮弁を用いた乳頭形成術の併用)
第146回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会・シンポジウム 2023年
(6)乳輪縮小術(手術方法の検討)
第112回日本美容外科学会(JSAS)2024年
※当院では初回手術の患者様だけではなく、合併症(大きさの後戻り、乳頭の平坦化、乳輪の変形、目立つキズ跡など)でお悩みのかたや、男性の患者様も多くご来院いただいております。お気軽にご相談ください。
1 | マーキング
手術は仰向けの状態で行ないますが、最初に座った状態で乳輪組織の過剰な部分をマーキングいたします。
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2 | 乳頭組織の切除と縫合
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3 | 手術の終了
皮膚を縫合して、手術終了となります。
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手術時間 | 2時間程度 |
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傷跡 | 目立ちません。 |
入院 | 不要 |
通院 | 10日前後に抜糸 定期検診:1ヶ月後と3か月後 |
麻酔 | 局所麻酔または静脈麻酔 |
日常生活 | 手術後1ヵ月間は胸に強い刺激を与えないようにしてください。 |
施術時間 | 2時間程度で終了いたします。 |
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傷跡 | 3ヵ月程度、キズの部分が赤くなりますが、その後は目立たなくなります。 キズが気になる場合には、形成術により修正を行ないます。 他院で行なった手術後のキズに対しての修正も行なっております。 |
麻酔 | 局所麻酔または静脈麻酔(手術中眠ってしまう麻酔法)のどちらかを選択できます。 |
入院 | 必要ありません。 |
通院 | 手術から10日前後に抜糸にご来院いただきます。 その後は、1ヵ月と3ヵ月後に、定期検診でご来院いただきます。 何か気になることや問題がある場合には、適時診察させていただきます。 |
入浴・ シャワー |
当日からOKです。 創部を濡らすことができるのは、抜糸以降になります。 |
メイク | 当日からOKです。 |
その他 | 手術後1ヵ月間は胸に強い刺激を与えないようにしてください。 日焼け・強い紫外線に当たらないよう気を付けてください。 妊娠中のかたは、時期によっては手術を受けることができません。 |
その1 キズが目立たない手術法
乳輪縮小術は術後の変形やキズが問題になることが多い手術です。“エーブ クリニック”ではキズ跡を目立たなくするために、皮膚切開の方向を変えて【フラップ法による乳輪縮小術】行なっています。さらにキズを目立たなくさせる方法として、形成術により、他院で行なった手術後のキズ跡修正も行なっております。
その2 効果的な手術法
大きさの後戻りや乳輪・乳頭の変形などの合併症を起こさないようにするために、当院では8か所のフラップ(皮弁)を作成して中心に移動させる、【フラップ法による乳輪縮小術】を行なっています。
その3 安心の無痛麻酔
“エーブ クリニック”では、麻酔科専門医の資格を持つ院長が責任を持って手術・麻酔を行ないます。痛みに弱いかたや手術が怖いかたには静脈麻酔で行なうことも可能です。
Q:手術のリスクにはどのようなものがありますか?
A:乳輪縮小術は術後の合併症として、①大きさの後戻り、②乳頭の平坦化、③乳輪の変形、④キズ跡が目立つこと、などがあります。“エーブ クリニック”では、それらの合併症を回避するために、【フラップ法による乳輪縮小術】を行なっています。また、他院で行なった手術の修正も行なっております。
Q:乳輪が大きくて色が濃いのですが、どのような方法があるでしょうか?
A:乳輪の大きさを縮めるためには、この【フラップ法による乳輪縮小術】が良い手術適応になります。色に関しては、色素沈着を改善する目的で、レチノイン酸によるケミカルピーリングがおススメです。ご状態によって、どちらの治療を先に行なうのが良いか、診察のときに相談されると良いでしょう。
Q:以前乳輪縮小術を受けましたが、まだ大きくてキズが目立ちます。再手術はできますか?
A:ご状態を診察させていただいてからでないと詳しいことはお話できませんが、乳輪皮膚にまだ余剰部分がある場合には再手術は可能です。この場合は、キズの修正と乳輪縮小を同時に行なうので、一回の手術で両方のお悩みを改善できると思われます。
乳輪縮小術を受けた後に「合併症のために、かえって人に見せられなくなってしまった。」というケースを多々耳にいたしますが、当院で行なっている【フラップ法による乳輪縮小術】は、合併症の修正としても効果的な術式になります。また他にも合併症に対する改善方法がございますので、お気軽にご相談ください。
手術名 | 金額(税込) |
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乳輪縮小術 | 385,000円 |