陥没乳頭形成術
形だけの問題ではありません、乳頭の機能も改善いたします
陥没乳頭は、乳頭基部が狭く乳頭が皮膚の下に埋まりこんだ状態です。さらに乳管周囲の組織が硬く短縮しているため、乳頭が伸展できないので、引っ張り出してもまたすぐ引っ込んでしまいます。陥没乳頭は形の問題だけでなく、機能的にもマイナスな面があります。乳腺からの分泌物は乳管を通して乳頭先端から分泌されます。分泌物が乳管内に溜まって乳管が詰まってしまうと乳腺の炎症を起こしますし、乳頭皮膚からの分泌物(汗、皮脂、皮膚の脱落など)が陥没しているポケットの中に溜まってしまうと細菌感染の原因になります。また妊娠・出産後の授乳の際にも、乳頭が出ていないため、赤ちゃんは母乳を吸うことができません。陥没乳頭は程度によってグレードがありますが、重症の場合は手術的処置が必要になります。このときには乳管をキズつけないように細心の注意を払って手術を行なえば、授乳機能に問題を残すことはありません。症状の強い陥没乳頭に対しては、外見の改善だけでなく、手術によってその機能も改善いたしましょう。
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- 1時間程度
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- OK
こんな方にオススメです
- 乳頭が全く出てこない
- 乳頭の状態が左右で違う
陥没乳頭形成術の手術法
- 仰向けになっていただき、乳頭基部の両端(時計の針で3時と6時の方向)に、小さな三角形をマーキングいたします。
- 三角形の表皮を削り取って、皮弁を形成いたします。
- 乳頭を引き上げて、乳管周囲の組織を丁寧に剥離いたします。
- 硬く縮んだ乳管周囲組織がリリースされ、乳頭が戻らないことを確認します。
- 三角形の皮弁を乳頭の下に織り込んで、乳頭が沈みこまないようにします。
- 創部を縫合、閉鎖いたします。
- 乳頭に糸をかけて、プラスチック製のキャップに吊り上げ固定いたします。
手術のポイント
- 陥没乳頭改善の手術は、乳頭基部を開き、乳管周囲の硬く縮んだ組織をリリースすることになります。
- 授乳に差し支えないように、乳管の処理は愛護的に行なう必要があります。
- 手術後の後戻りを防ぐため、手術後数日間は乳頭部分を吊り上げて、プラスチックの小さなキャップに固定いたします。乳頭部分はガーゼで覆ってしまいますので、外からは見えません。
- 麻酔は皮膚に注射をして行なう局所麻酔、あるいは手術中眠ってしまう静脈麻酔のどちらかを選んでいただくことができます。 (⇒「麻酔」のページをご覧ください)
“エーブ クリニック”のこだわり
- その1 戻らない手術法
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陥没乳頭改善の手術は、乳頭基部を開き、乳管周囲の硬く縮んだ組織をリリースすることが重要です。この剥離が充分でないと、再発して元に戻ってしまいます。“エーブ クリニック”では、充分なリリースを行ない乳頭の下面に皮弁を留置させ、さらに吊り上げ固定を行なうことによって、後戻りの無い陥没乳頭の形成術を行なっています。
- その2 乳管をキズつけない
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乳管周囲組織を剥離する際には、乳管を挫滅しないように細心の注意を払って愛護的に処理をすれば、授乳機能に問題なく、手術は安全に行なうことができます。
- その3 安心の無痛麻酔
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“エーブ クリニック”では、麻酔科専門医の資格を持つ院長が責任を持って手術・麻酔を行ないます。痛みに弱いかたや手術が怖いかたには静脈麻酔で行なうことも可能です。
診療の流れ
- STEP1 予約
- お電話0120-558-896もしくはご予約専門フォームよりご予約をお取りください。
- STEP2 受付
- ご予約いただいた受診日にご来院ください。受付でご要望をお伺いいたします。
- STEP3 カウンセリング
- 院長が責任を持ってカウンセリングをいたしますので、お聞きになりたいことを何でもご相談ください。局所のご状態を診察した後、的確な診断のもとに、患者さまのご状態に合った方法をご提案いたします。
- STEP4 デザイン
- 乳頭基部の両端(時計の針で3時と6時の方向)に、小さな三角形をマーキングいたします。
- STEP5 麻酔
- 麻酔は皮膚に注射をして行なう局所麻酔、あるいは手術中眠ってしまう静脈麻酔のどちらかを選んでいただくことができます。(⇒「麻酔」のページをご覧ください)
- STEP6 手術
- 手術中は瞼を軽く閉じてリラックスしてください。恐怖心が強いかた、極度に緊張してしまうかたは静脈麻酔で行なうほうが良いでしょう。
- STEP7 リカバリー
- 手術直後はベッドでお休みいただきます。強い痛みはありませんが、ご希望によって消炎鎮痛薬を処方いたします。
- STEP8 術後カウンセリング
- ご帰宅されてからの注意を説明いたします。手術から数日後に乳頭の吊り上げを解除し、10日前後に創部の抜糸を行ないます。その後は1ヵ月後、3ヵ月後に定期検診がございますが、何か気になることや問題がある場合には、適時診察させていただきます
手術に関して
施術時間 | 1時間程度で終了いたします。 |
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傷跡 | 乳頭の基部に小さなキズができます。3ヵ月程度、キズの部分が赤くなりますが、その後は目立たなくなります。キズが気になる場合には、形成術や医療用アートメイクにより修正を行ないます。他院で行なった手術後のキズに対しての修正も行なっております。 |
麻酔 | 局所麻酔あるいは静脈麻酔のいずれかを選択できます。 |
入院 | 必要ありません。 |
通院 | 術から数日後に乳頭の吊り上げを解除し、10日前後に創部の抜糸を行ないます。その後は、1ヵ月と3ヵ月後に、定期検診でご来院いただきます。何か気になることや問題がある場合には、適時診察させていただきます。 |
入浴・シャワー | 当日からOKです。創部を濡らすことができるのは、抜糸以降になります。 |
メイク | 当日からOKです。 |
その他 | 手術後1ヵ月間は胸に強い刺激を与えないようにしてください。 |
料金
手術名 | 料金 | モニター募集 |
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陥没乳頭形成術 | 308,000~396,000円 | ○ |
※料金表記につきましては、税込表記となっております。
よくあるご質問
- Q:両方とも全く乳頭が出てこない状態です。手術が必要でしょうか?
- A:陥没乳頭の程度によって、次のようなグレードがあります。
Grade 1:乳頭を簡単に指で出すことができるが、いずれまたもとに戻る。
Grade 2:ピンセットなどで引き上げることができるが、離すと陥没する。
Grade 3:手術によらなければ乳頭は出てこない。
ご質問されたかたの場合は、Grade 3のご状態であると推測されます。この場合は、手術が最善の方法になります。
- Q:手術が恐いのですが、手術以外で改善方法はありますか?
- A:上記に示したGrade 1~2のご状態でしたら、ニプレットという小型の乳頭吸引装置を使用することによって改善が期待できます。個人差はありますが、6ヵ月程度の装着で効果が表れます。Grade 3の場合は外科的手術の適応になりますが、乳管を挫滅しないように愛護的に処理をすれば、手術は安全に行なうことができます。手術自体が恐い場合には、手術中に完全に眠ってしまう静脈麻酔を選択するのが良いでしょう。
- Q:年齢的には何歳から手術ができますか?
- A:乳房の発育途中に手術を行なった場合、結合組織が増殖して、陥没乳頭が再発する可能性があります。乳房が完全に成熟してから、早くても思春期を過ぎてから、手術を行なった方が安全です。