ピアス穴あけ(ピアッシング)
初めてピアスを開けようと考えている方。
既にピアスを開けているけれど、別の場所に新たなピアスを開けようとしている方。
さて、どこでどのようにピアスを開ければ良いのでしょうか?
「氷で冷やして自分で開ける」「友達に開けてもらう」「ピアススタジオで開ける」など、いろいろな方法や場所があります。
ピアス孔を開ける場合には、安全にそして正確に開けることができるのならば、どこで開けても問題はありません。
しかしボディピアスや軟骨に開ける場合は、クリニックなどの医療機関で開けるほうが良いでしょう。
ボディピアスを開ける時の注意としては、顔面よりも血流が悪いので、消毒をして清潔な状態で開けないと感染する恐れがあります。
また耳に開ける場合でも、軟骨は一度化膿すると治りにくいので、ヘリックスやトラガスなどの軟骨に開ける場合には、やはり感染に注意が必要です。
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- 20分程度
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- OK
医療機関であける大きなメリット
痛みの無い安全なピアッシング
ピアスを開ける時には、痛みのために血圧や脈拍が過度に変動したり、また身体が動いてしまったりしてはいけません。安全な状態で行なうためには、充分に局所麻酔をして、痛みの無い状態で行なうことが必要です。
またピアス孔とその周囲は充分な消毒をして、化膿しないように、感染予防することが大切です。
さらにピアスを開けた後も、「ピアス孔の消毒と軟膏処置」や「化膿止めの内服薬服用」によって、安全にそして早期にピアス孔を安定させることが重要です。
正確な位置にピアッシング
希望する位置にピアスを開けるためには、ピアスホールの前後に、正確なデザイン(マーキング)をする必要があります。ピアスの位置が予定と違ったり、前後のホールがズレて斜めにならないように、正確な位置に開けることが重要です。
そのためには、局所麻酔により痛みが無い状態のもとに、点滴に用いる医療用の針を使用して、丁寧な操作でピアス孔の前後を確実に通すことが必要になります。
特に耳介軟骨2か所にピアッシングする「インダストリアル」の場合には、バーベルを通す方向がズレてしまうと、ピアス孔に負担がかかってしまうので、創部の治りが遅くなり形耳自体が変形してしまうことになるので注意が必要です。
トラブルに対処できるピアッシング
ピアスを開けた後には、表皮が覇って上皮化することでピアスホールが完成し安定します。順調な経過で上皮化が進めば良いのですが、中には「ピアス孔の感染」「ケロイド」「耳垂裂(外力でピアス孔が裂けてしまう)」などのトラブルが起こるケースがあります。医療機関でのピアッシングのメリットとしてはは、その場合のトラブルに対して、迅速にかつ適切な処置を受けることができます。
当院のピアス穴あけについて
ピアスを開けることは医療行為と考えています。
もちろん”エーブ クリニック”でも、医療として安全なピアッシングを行なっています。
当院では、ピアス穴をあける際に、局所麻酔を行います。
痛みが無くなった状態で、医療用の点滴針を使用して、ピアス穴の前後を確認し、正確な位置に穴をあけます。
※市販で売っているピアッサーなどは一切使用いたしません。
※当院では、保護者様のご承諾の有無に関わらず、耳たぶは16歳未満、おへそを含むボディへのピアス穴あけ・耳の軟骨ピアス穴あけは18歳未満の方はお断りしております。
施術の際の麻酔について
ピアスを開ける場合の麻酔は、注射による局所麻酔で行なうことが多いです。
注射の前に刺入部を充分に冷却し、極細の針を使用するので、麻酔の痛みもあまり感じません。
「どうしても緊張してしまう」「痛みが無くてもやっぱり恐い」というかたには、点滴から麻酔薬を投与して、完全に眠ってしまう「静脈麻酔」という方法を選ぶことができます。
(静脈麻酔についての詳しい説明は こちら)
医療ピアスの種類
ピアス可能な部位
皮膚であれば、全身のどこの部位でも、ピアッシング可能です。
皮膚以外では、舌・性器などの比較的安全な粘膜にピアッシングすることも可能ですが、合併症が多いのでお勧めいたしません。
※当院では、保護者様のご承諾の有無に関わらず、耳たぶは16歳未満、おへそを含むボディへのピアス穴あけ・耳の軟骨ピアス穴あけは18歳未満の方はお断りしております。
診療の流れ
- STEP1 予約
- お電話0120-558-896もしくはご予約専門フォームよりご予約をお取りください。
- STEP2 受付
- 予約いただいた受診日にご来院ください。受付でご要望をお伺いいたします。
- STEP3 カウンセリング
- 院長が責任を持ってカウンセリングをいたしますので、お聞きになりたいことを何でもご相談ください。ピアスを開ける実際の方法、注意、術後ケア、リスクについて説明をいたします。
- STEP4 デザイン
- ピアスを開けたい位置と形状を正確に記録します。
※ピアスをご持参のかたは、お持ちのピアスを消毒します。
※ピアスをお持ちでないかたは、当院でご用意しているピアスを選んで頂きます。 - STEP5 麻酔
- 立った状態または座った状態の、楽な姿勢でピアス孔をデザイン(マーキング)いたします。仰向けに寝た状態で、ピアス孔の部分を冷却し、局所麻酔をいたします。
- STEP6 手術
- 痛みの無い状態になった後に、医療用の点滴の針を使用して、ピアス孔の前後を確認しながら、正確な位置にピアスホールを開け、ピアスを通し、ピアス孔周囲に軟膏を塗布して終了です。
- STEP7 術後カウンセリング
- 内服薬(化膿止め・消炎鎮痛薬)の処方と、御帰宅後の注意と説明があります。(内服薬の作用で局所麻酔が切れても、さほど痛みはありません)
施術時間は約20分程度です。
(ピアスを開ける箇所が多い場合や、複雑な開けかたをご希望の場合は、その分の時間がかかります)
料金
手術名 | 料金 | モニター募集 | |
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ピアス穴あけ(ピアッシング) ※ピアス代は含まれておりません。 |
耳たぶ(1ヶ所) | 11,000円 | - |
耳の軟骨(1ヶ所) | 11,000円 | - | |
おへそ | 11,000円 | - |
※料金表記につきましては、税込表記となっております。
- 販売しているピアスの料金
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- 耳たぶ
- ・医療用ステンレスピアス(耳たぶ用):2個ペア ¥4,400-(税込)
- ・金属アレルギー対応医療用チタンピアス(耳たぶ用):2個ペア ¥6,600-(税込)
- 耳の軟骨
- ・ピアスのご用意はございません。
- ヘソ
- ・金属アレルギー対応医療用チタンピアス(ヘソ用):1個 ¥3,300-(税込)
- お持ち頂く場合のピアスの指定
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- 耳たぶ
- ・太さは14ゲージ又は16ゲージで飾りのないシンプルなデザイン、ご自身の耳の厚さより長めのピアスお選び下さい。長さの目安:8㎜
- 耳の軟骨
- ・軟骨ピアスは当院でご用意がない為、ご持参頂いております。
- ・太さは14ゲージで飾りのないシンプルなデザイン、ご自身の耳の厚さより長めのピアスをお選び下さい。長さの目安:8~10㎜
- ヘソ
- ・太さは14ゲージで飾りのないシンプルなデザインのピアスをお選び下さい。長さの目安:12㎜
よくあるご質問
- Q:ピアスをクリニックなどの医療機関で開けることのメリットは何ですか?
- A:上記に挙げた、安全性・正確性・トラブル対処の3点が大きなメリットになります。
- Q:ピアスのトラブルにはどんなものがありますか?
- A:感染(細菌によって化膿してしまった)・耳垂裂(ピアスを引っ掛けて皮膚が裂けてしまった)・ケロイド(キズが盛り上がってしまった)・閉鎖(ピアスの穴がふさがってしまった)などのトラブルがあります。
- Q:合併症やトラブルが起こったときはどうすれば良いですか?
- A:合併症やトラブルの中には、早期に対処したほうが良いケースがあります。
皮膚が赤くなったり、痛みなどが出現した場合には、早めに医療機関にご相談ください。